小岩に住んで20数年が経つ。東京の東外れ、うらぶれた場末の町と呼ばれるのが何とも似つかわしい。そんな町で人生の凡そ半分近くを過ごしたことになる。
写真はちょくちょく利用する小岩にある台湾料理の名店、ご存知「揚州飯店」の店先。名物の腸詰は勿論のこと旨い料理が目白押しなのだが、中でも魚醤と黒酢が絶妙な魚醤炒飯は大好物だ。マスターにチョコチョコと味の秘密を尋ねるのだが、そこは企業秘密の壁が厚くなかなかその真髄に迫りきれない。(以前から揚州飯店ではレシピを掲載したメニューを配布しているのでちゃんと聞けば教えていただけるのだろうけど、何か恥ずかしいんだよね)
そこで多分こんな感じだろうと我流にアレンジした魚醤炒飯の作り方を紹介する。決定的に違うのは卵の扱い方だけど家庭で作るのならこの方が中華鍋に焦げ付かないのでよいと思う。
先ずは材料。
豚肉、長ネギ、玉ねぎ、炊きたてのご飯、卵。調味料はナンプラー、中国の黒酢、塩、胡椒、醤油、紹興酒。
下拵え。
豚肉は食べやすい大きさに切って塩・胡椒・紹興酒をふりかけておく。長ネギは小口切り、玉ねぎはせん切りにする。炊きたてのご飯に卵を割入れてしゃもじで混ぜる。
調理。
中華鍋に油を入れて強火にかけてよく馴染ませる。白煙が立ってきたら塩を一つまみ入れてご飯を炒める。この時あまりご飯をいじらずにちょっと表面を焼いてから、鍋を動かさずに中華のお玉でがしゃがしゃとかき混ぜて炒める。中華鍋を振って炒めるのは家庭用のガスコンロの火力だとパラッと炒められないので、なるべく鍋はガスコンロから離さないようにする。
ご飯がパラッとしてきたら豚肉と玉ねぎを入れて更に炒める。豚肉に火が通ったら胡椒と醤油、ナンプラーで味付けして、馴染んだら長ネギを入れて炒める。最後に黒酢を混ぜて火を止めて出来上がり。
豚肉の代わりにエビを使っても旨い。
「仕事」の枯れる夏がもうそこまでやって来ている。「仕事」がある内にやれるだけやっていて、気がつけばもう6月も終わる。空梅雨とは言え何となくカメラを携えて外に出掛けるのが億劫になっていたのだが、本日は気を取り直して小岩駅周辺をぶらついた。
東京の辺境、ここ小岩にも最近じわりじわりと再開発の波が押し寄せてきていて、ついこの間北口の小汚い飲み屋街が高層マンションに取って代わられた。南口の地蔵通りもいつまでも在るわけではないかも知れない、撮るなら今しかない、と何の根拠もなく気分を高揚させて地蔵通りを歩けば、ピンサロの客引きに真っ昼間から声を掛けられる始末。客引きのおっさんを無視して発見したのが元写真屋の建物、ひょいと裏を覗くと何もない。まるで映画のセットのように正面の壁面しかそこにはなく、裏には広大な空き地が広がっている。
最近復活した大工仕事は結構肉体を酷使するので、今まで使わなかった筋肉が悲鳴を上げたままずっと両腕に痛みを抱え続けている。その上10日ほどぶっ続けに仕事があったので、筋肉を休める間もなくただひたすら消耗の日々が続いた。
こうなると何かに縋らなければやっていられない・・・と言う訳で小岩で一番旨いと豪語する焼き肉屋に昨夜行ってきた。前回食べなかった巻ロースとコムタンスープを注文。 軽く炙った巻ロースは口に入れた途端舌の上でトロリと溶けていく。白濁した濃厚なコムタンスープも、肉の嫌な後味などまるで感じられない上品なコクとそれでいてしっかりとしたボリューム感を満喫できる。
写真は泪橋から白髭橋に向かって自転車で走行中に撮影した。 (勿論自転車から降りて撮影)




