渋谷のユーロスペースでキム・ギドクの最新作「絶対の愛」を見た。ギドク映画の登場人物たちは、二度と今の自分ではいられなくなる、ある一線をいとも軽々と踏み越えてとっとと足早に観客を暗闇の虚空に置き去りにする。
シネマヴェーラ渋谷にて渋谷実の「自由天国」「酔っぱらい天国」を見る。渋谷実の喜劇は、後の前田陽一や森崎東に受け継がれる暗く屈折した喜劇だ。小津映画では見せないコミカルな演技の笠智衆を見ることができる。
夜はユーロスペースでキム・ギドクの「ワイルド・アニマル」。まだこの時期のギドク映画は登場人物の行動原理が明快な分、不気味な不安感の濃度は薄まっている。
今日も渋谷で映画。午前中は黒沢清の「叫び」、夜はキム・ギドクの「魚と寝る女」。3時間ほど時間があったので渋谷から代官山の方へ歩きながら写真を撮っていたのだが、途中にわか雨に降られて撮影を断念。
渋谷でキム・ギドクのレイトショーを見て深夜帰宅。